兵庫県宍粟市千種町千草33 暮らしの衣料ウエダ
兵庫県宍粟市千種町たたらの里 クリンソウ
兵庫県宍粟市ちくさ高原のクリンソウがシーズン晩期で時期すでに遅し状態でしたので、懲りずにこちらのたたらの里のほうにもやってきました。ただ、どちらかというとこちらの方が先に咲いて、次にちくさ高原というパターンらしいのであちら以上に終焉状態でした。残念。
たたらの里学習館と天児屋鉄山遺跡
「たたらの里学習館と天児屋鉄山遺跡」です。
(兵庫県宍粟市千種町西河内1048−38)
こちらの千種町たたらの里に来られるほとんどの方はクリンソウにしか興味が無く、厳密にいいますと、クリンソウの写真撮影でしょうか、この学習館にはほとんど立ち寄られないそうですが、自分が生まれる何百年も昔からほんの数十年前まで、この地にはしっかりとした集落があり、人がいて、生活が営まれていたのだと思うとなにかしみじみとといいますか、はかなさを感じます。
なんとなくどこかで見たような景色。
悪く言えばよくある構図なんでしょうか?
手前のクリンソウが印象的だったので撮ってみました。
写真の構図的には、もう少しアップにした方がよかったのでしょうか?あるいはもう少し離れるか・・・。いずれにしても単焦点レンズ一つしか持っていなくて、初心者ですのでご了承を・・・。
お地蔵さんです。
右から二つ目の小さなお地蔵さんはどうしたのでしょうか?昔ここに住んでいた小さなお子さんが作ってあげたのでしょうか?それとも左右2体のお地蔵さんのお子さんとして誰かが作ってあげたのでしょうか?
千種町天児屋鉄山たたらの里御一行様 奈良時代から続いた鉄の歴史
卒業。
兵庫県宍粟市千種町天児屋鉄山 たたらの里クリンソウ御一行様。
江戸時代には300人以上が暮らしていたといわれ、最盛期を誇った「今は無きここ千種たたらの里」。赤ちゃんから、お子さん、お姉ちゃん、お兄ちゃん、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんまで。
そんな過去の皆さんが勢ぞろいして、何だか楽しそうに笑って、こちらに手を振っていらっしゃるように見えたので思わず撮ってしまいました。
千種町では、
奈良時代初期から千種鉄を使ったいわゆる製鉄作業が行われていたと言われています。
その後、
ここ千種町西河内のたたらの里は、江戸時代初めには、縦横約300m×100mの宍粟市でも最大級の敷地面積を誇るたたらの里(製鉄の村)となり、その後、明治18年頃までその製鉄は続けられました。
ちなみに、千草鉄は日本刀の原料として「最高品質」を誇っていました。
整然と石垣で
棚田状に区画されたこのたたらの里には、ピーク時には300人以上が暮らしていたと言われています。
この石垣の棚田はお城にも勝るほどきれいに組み上げられています。何の気もなくクリンソウの写真を撮っていましたが、よく見ると本当にびっくりするほど正確に、きれいに組み上げられています。
江戸時代には300人以上が
暮らす村がここにあり、最盛期を迎え、人々が暮らし、生活が営まれていたと思うと何かしみじみとしたものを感じます。(「明治18年頃まで」といいましたが、正確には、実はつい最近までここにはまだ家があって、人が住み、生活が営まれていました。)
クリンソウしかご興味が無い
というのもわかりますが、ここたたらの里にはもう忘れ去られてしまったけれども人々や村が確かにあって、生活が営まれていたという事実も頭の片隅に置いておいていただければと、個人的ながら思います。
全く関係はありませんが、
この場所に行く途中、草むらの中でヘビを踏みそうになりました。クリンソウは「クリンソウ湿原」というくらい湿地に咲いている花なので、特に、隣のチクサ高原のクリンソウを見に行くときはヘビ(まむし)には気を付けてください。
番外編
可憐なB型女性のクリンソウ
人間ならB型の女性かな!?
なんて思いながら撮りました。群生するクリンソウの中にあって、こういう群れを成さず、でもしっかりと可憐に咲く一凛咲きの花がなぜか好きでつい撮ってしまいます。すみません私事です。
赤い車とクリンソウ
チョット番外編です。
赤い車とクリンソウが印象的でしたので撮ってみました。この車の方も、横の川で写真を撮っておられました。三脚を使っておられたので、スローシャッターとNDで白い河を撮っておられたのかな~なんて思ったりしました。自分はNDフィルターもスローシャッターもまだ使えないカメラ初心者なので川の撮影はパスしました。
千種町のクリンソウシーズンは5月中頃から6月中頃
結局コチラでもほとんどクリンソウの写真は撮れませんでした。また1年待たなければいけません。花って待つ時間は長いですけれど咲いている時間はほんの一瞬ですね。
帰りに鍋ヶ森神社と西河内休憩所に立ち寄りました
鍋ヶ森神社
花とは全く関係ありませんが・・・。
今年は時期すでに遅しでクリンソウ撮影は全く不作でした。
という事で、
せっかく来たのだから何か撮らねばということで撮ってみました。
ついでにそばを流れる渓流も撮ったのですが、
これはひどすぎて(撮影が下手くそすぎて)掲載できませんでした。
静かな夕暮れ 西河内休憩所
初夏の夕暮れ。
田舎ならではです。
帰りに休憩所に寄りました。
日曜日でしたが珍しく誰もいませんでした。
持って行っていた缶コーヒーを飲みながらしばらくボーとしていました。
コロナでお店は暇ですが、
それでも店では日常から解放されて心休まることはあまりありません。
のんびりここにいると
忙しい日常を忘れられます。
日が沈んできました。
そろそろ帰らないと。
千種町千草
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