写真をはじめてみました

宍粟市千種町秋の風景とイチョウ(銀杏)の話 2021年

千種町岩野辺

今回は「風景写真」というほどの内容ではありませんが・・・。あと、イチョウの話を少しだけ。

 

イチョウ(銀杏)について少しだけ

 

千種町岩野辺

 

秋にいつも通っていて気になっていたイチョウの木。道路からすごく目立ちますのでいつも写真を撮りたいと思っていたのですが、わざわざ降りて行って写真を撮るのが照れくさくてなかなか撮る勇気が出ませんでした。

 

 

千種町岩野辺

 

しかしながら、いよいよもう散る目前となり勇気を振り絞って撮りました。散る間際ということで上の方はもう葉っぱが付いていませんでしたので下のほうだけ。どうせ撮るならもっとちゃんとした状態の時に撮っておけばよかったのですが・・・。

 

イチョウについて要約

◆ イチョウは「銀杏」と書きます。ただ、「ギンナン」と呼ばれることもありますが、その場合はイチョウそのもではなく、丸い種子(イチョウの実)をさして「ギンナン」と呼ばれることが多いです。

◆ イチョウは防火、防風、鑑賞、食べ物、漢方、木材など広く利用されています。反面、食する際は中毒を起こすなど、利用方法には注意を払わなければいけません。

◆ そして何よりも、その先祖は数億年前から現存する最古の樹木なのです。

 

イチョウ(銀杏)と花言葉

 

イチョウ

 

 

千種町岩野辺

 

イチョウの花言葉は、「荘厳」「長寿」「鎮魂」

イチョウは寿命が長く、日本には樹齢1000年以上のものも多く見られ、天然記念物に指定されているものもあります。幹の周囲も10m以上あるものも多数あり、そこから「長寿」という花ことばが付いたともされています。また、「鎮魂」という花ことばもあり、神社やお寺などによくみられ神木としても植えられてきました。

 

幹や枝から円錐形状の突起物をつくることから「安産や子育て祈願」としても昔から信仰されてきました。

 

 

イチョウは現存する世界最古の植物

 

イチョウ

 

イチョウは紀元前の数億年前から生存していたとされています。学生時代に習った「ジュラ紀」や「白亜紀」よりもさらに古い約3億年も前の化石も見つかっています。そこからイチョウは「生きている化石」といわれ現存する世界最古の植物の一つとされています。

 

イチョウ並木と街路樹

 

イチョウ

 

イチョウの特性

・ 病気になったり虫による害を受けることがほとんどない
・ 土を選ばず萌芽力が強くどこでも育ちやす
・ 丈夫で火に強く燃えにくい
・ 黄色に色付く時期の見た目の美しさ

 

イチョウはもともと日本には「食用」として入ってきたのではともいわれていますが、現時点で確証はございません。ただ、その特性上、イチョウは街や公園、お寺、神社などの「街路樹、防風林、防火樹林」として植樹されたり、「鑑賞用」としても利用されてきました。様々な目的で育ってきたイチョウですが、お寺によっては樹齢数百年という立派なものも多数見られます。

 

イチョウの薬毒

 

茶碗蒸し

 

イチョウには「薬理成分」もあるとされる一方、「毒性作用」も。

イチョウには「防虫効果」があるとされ、昔から本や衣服の虫除けに使われたりしてきました。一方で、茶碗蒸しに入っている銀杏(イチョウの実)は食用として使われていますが、食べ過ぎや、使い方によっては中毒を起こしたりもしますので使い方には気を付けなければいけません。

 

イチョウは中国では漢方薬として利用されてきました。また、海外では血液や血圧等薬理効果も一部報告されたり、健康食品として流通したりしていますが、日本では正式に医薬品としては認められていません。その他、食用としても茶碗蒸しやおこわ、揚げ物、デザートなど通常の食材としても広く利用されています。

ちなみに、子供のころ、茶わん蒸しに入っていた「ぎんなん」を「豆」だと思って食べていましたが、茶わん蒸しが晩御飯のメインに出てきたときはちょっとショックだったことを覚えています。

一方でイチョウは「中毒や皮膚炎」を起こすともいわれています。食する際にはその使い方や食べ方にはある程度の注意をしなければいけません

 

 

夕日を浴びる千種町の山地 秋の風景

千種町岩野辺

 

最後に秋の夕暮れ時です。

千種町のある地域は「中国山地」に属しますが、「山地」というよりも「山脈」と言っていいくらいの山並みだなあと思うことがよくあります。

 

兵庫県宍粟市千種町千草33
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