2021年秋
兵庫県宍粟市千種町
畦や道端でよく見る彼岸花の話
花言葉は
「情熱」「諦め」「独立」「再開」「あなたひとりを」などです。
ただこれは、赤の彼岸花の花ことばです。
彼岸花には赤のほかにも
黄色や白の彼岸花もあります。
それぞれの色によって微妙に花言葉も違っています。
◆黄色の彼岸花(ショウキズイセン)は、
「深い思いやりの心」「陽気」「元気な心」「追想」。
◆白い彼岸版(シロバナマンジュシャゲ)は、
「またあう日を楽しみに」「想うはあなたひとり」。
◆など微妙に違った花言葉となっています。
名前の由来は
◆秋の彼岸のころにだけ花を咲かせるので、
そのことに由来して「彼岸花」と付けられたともいわれています。
◆彼岸花の球根には毒があり、
これを食べるとあの世(彼岸)に行くことになるので、その意味から彼岸花と付けられたともいわれています。
彼岸花の呼び名は
1000以上もあるといわれています。
「死人花」「毒花」「天蓋花」「葉見ず花見ず」「火事花」など。
仏具の天蓋ににているから「天蓋花」。
花と葉が一緒に咲くことは無いから「葉見ず花見ず」。
など。
子供のころ、
「彼岸花を家に持ち帰ると火事になる」と聞かされました。
これはその燃えるような赤い色から来ているという説や、球根に含まれる毒を「子供が口にしないように」脅かしていたという説、所説あるようです。
いずれにしても、総じて不吉な呼び名ばかりです。
曼殊沙華
彼岸花の呼び方に、
「曼殊沙華」という別名もあります。
不吉な呼び名
ばかりが多い彼岸花ですが、仏教では「曼珠沙華」は天界に咲く花という意味で、白く柔らかい花で、「それを見た者の悪業を払う」といわれています。
これに関しては少し他とは違い、
「おめでたい」という意味が含まれているようです。
彼岸花の毒
彼岸花の球根には
アルカロイドという毒があります。
これを食べると
下痢や神経麻痺を起こす場合があるといわれています。
彼岸花が田んぼやお墓に多いのは
この毒でモグラやネズミから大事な稲や野菜を守るためだったという説もあります。
彼岸花の写真撮影
今回彼岸花最終時期で、
ほとんど枯れかけて壊滅状態でした。
でもせっかく撮ったので無理やり載せてみました。
兵庫県宍粟市千種町千草33
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